その一手間で新蕎麦の風味!
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石臼と蕎麦の話

 本来繋がりにくい蕎麦が、人と人を繋ぐ力があると言われているのは云えて妙である。私も蕎麦屋を開業して、今まで知らなかった人とのお付き合いが始まりました。
 蕎麦が本当に好きで、毎日でも食べたいという方、蕎麦とはこうでなくてはと蕎麦そのものに拘っている方、特にこだわりはなくたまには蕎麦でも食べようかという方。当店には色々なタイプのお客様がお越しになります。
 私などは毎日でも蕎麦を食べたいほうで、食べるからには旨いそばを食べたいと常日頃から思っております。
 しかし、「旨いそば」と一口で言っても、旨い蕎麦を打つことは大変難しいものです。 最近はそのことがよく分かるようになってきました。
 打ち方が上達することと旨い蕎麦が打てるということは同意義ではありません。蕎麦屋に成り立ては、製粉所から、そば粉を仕入れて蕎麦を打って満足しておりましたが、各地の蕎麦を食べ歩いているうちに、これは旨いという蕎麦屋さんの出会いがありました。
そばは清清しく舌に残り爽やかでなものでした。
 聞くと蕎麦屋さんは全て自家製粉を行っておりました。いつの日か、当店も自家製粉をして美味しい蕎麦を提供したいと考え続けてきました。
 ひょんなことから、今年、京都方面のある方のご好意で電動石臼を譲っていただきました。ここに、全て自家製粉という念願が叶えられたわけです。
 京都方面のある方とは、一度当店を訪ねてきてくれた方です。冒頭に、そばは人を繋ぐと申しましたが、本当のこととなりました。
 あそこの蕎麦は旨い!。といわれている蕎麦屋さんは、よい玄蕎麦を適確な方法で自家製粉しております。
 当店で使っている一手間かけた玄蕎麦とは何か。旨いそば粉を挽く石臼とはどのようなものか。
 こんな処に焦点を当てて書き綴ってみようと思います。

  • まずは良いそばの基準とは・・
     人それぞれで、江戸風の細い更科系そばの好みの人、田舎そばに代表される様に太いそばを好みの人もい ますし、やや細めでそばの香りが仄かに香る程度が 好きな方といろいろです。
     では当店の目指す美味しいそばとは?。
     そばを2、3本摘んで、口に運んだ時

    1.そばの香りが感じられ、清々しく爽やかこと。
    2.食感はプリンとして、噛むと濃厚なそばの風味が残ること。
    3.のど越しがよいこと。

     こんな蕎麦を目指しています。  美味しいそばを打つには、美味しいそば粉をどのように手に入るかが問題です。
    暁山では地元茨城の常陸秋そばの玄蕎麦と幌加内産の丸抜きを混ぜて電動石臼でゆっくりと碾いております。

     なぜ、違った産地の蕎麦をブレンドするかって・・?。
    これには理由があります。一手間かけた常陸秋そばは風味と粘りが強く、プリンとした感じが でません。キタワセ丸抜きで爽やかさと舌にアタックした時のプリンといた食感をだしております。 ・・・続く・・・
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